最近、ウチのお店でTシャツを出したいと仰って下さる方が徐々に増えてきまして……。
現在、3名様の作品を販売しておりますが、さらに2名様、お話が進行中です。
とっても有難いし、作者の方々も楽しんで下さってる様で嬉しいです。
――で。
パソコンで何でもできるのは便利なのですが……反面、気づきにくい落とし穴があるのもまた事実。
このブログにも、これまで何度か解説系の記事を投稿しています。
Tシャツを作りたいなって方向けの記事としては、多分、マニュアル程度にはなったと思います。
だけど、まだまだ記事にしていない落とし穴は色々と存在します。
という訳で、今回は「色」について記事にしてみたいと思います。
モニタでこんな絵を描いたとします。
だけどプリントアウトしてみると……。
最近は家庭用のプリンタも性能が上がってきているので、ここまで極端には出ないかもしれませんが、画面の中の色と印刷物の中の色の違いに戸惑った経験がある人は少なくないでしょう。
これは、モニターに使われているRGBカラーと、印刷物に使われているCMYKカラーのそれぞれが、違う仕組みで色を見せているからなんですね。
どんな風に違うのか、図にしてみるとこんな感じです。
モニタやテレビの画面というのは、それ自体が光っています。
なので、光の波長も自由自在に操る事が出来ちゃいます。
波長が自由って事は、表現できる色の範囲がとても広いって事です。
R(赤)とG(グリーン)とB(ブルー)、3色の発光体の組み合わせで色を作成します。
それ自体が光るので、蛍光マーカーの様な「目に眩しい」色も出せます。
次に印刷物。
本や布製品などの印刷物を思い浮かべてみましょう。
紙や布が光る事なんて無いですよね。
では印刷物上で表現されている色がどういうふうに目に映るかと言うと、上の図の通り。
部屋の照明や自然光をインクが反射して、人の目に色を見せてくれるのですね。
決してそれ自体が発光する訳ではないのです。
自分で光の波長を操作出来ないので、波長の幅がRGBよりも狭く、表現できる色の範囲がRGBよりも狭くなっちゃいます。
C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック/キートーン)、4色のインクの組み合わせで色を作成します。
そうそう、蛍光インクってのがありますが、それはインクが強く光を反射しているために明るく見えると思ってくださいませ。※この応用でCMYK4色だけでなく6色プリントなんて方式もあります。
ちなみに、RGBカラーとCMYKカラー、各要素の混ざり方はこうなります。
明るくなったり暗くなったり、ややこしいですよね。
RGBで表示されている画面の内容を、CMYKで印刷する。
パソコンのモニタ上で作成した画像を、紙や布に忠実に印刷するというのは、まるであべこべなモノ同士を、無理矢理に帳尻合わせするって事に等しいのです。
だから、最初の二枚の画像の様に、画面上で描いている時と印刷物とで大きく色のイメージが変わってしまうなんて現象が起こるのです。
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じゃあ、結局、印刷をお願いしたいデータはどうすればいいの?
僕が質問された時には、次の様に答えています。
一番簡単なのは、AdobeフォトショップCS系にある「CMYKモード」で画像を表示して、イメージに近い色に微調整する方法です。これだとレイヤーも統合せずにモードをRGBからCMYKに切り替えできるので、描いている本人の感覚を最優先して印刷色の調整を行う事が可能となります。
※僕がペンタブを購入した時にオマケとして同梱されていたフォトショップLE(簡易版)にはCMYKモードがありませんでした。検索してみた限りでは現行のエレメンツにも無いみたい?
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フォトショップがあれば、簡単確実なのですが、なかなか高額で手が伸びませんよね。
最近では、サブスクリプションなんてサービスも開始されていますが、もっと趣味で使っている人も手を伸ばしやすい価格帯になってほしいなって思います。
~CSサブスクリプション
http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/cssubscription.html
現在、3名様の作品を販売しておりますが、さらに2名様、お話が進行中です。
とっても有難いし、作者の方々も楽しんで下さってる様で嬉しいです。
――で。
パソコンで何でもできるのは便利なのですが……反面、気づきにくい落とし穴があるのもまた事実。
このブログにも、これまで何度か解説系の記事を投稿しています。
Tシャツを作りたいなって方向けの記事としては、多分、マニュアル程度にはなったと思います。
だけど、まだまだ記事にしていない落とし穴は色々と存在します。
という訳で、今回は「色」について記事にしてみたいと思います。
モニタでこんな絵を描いたとします。
だけどプリントアウトしてみると……。
最近は家庭用のプリンタも性能が上がってきているので、ここまで極端には出ないかもしれませんが、画面の中の色と印刷物の中の色の違いに戸惑った経験がある人は少なくないでしょう。
これは、モニターに使われているRGBカラーと、印刷物に使われているCMYKカラーのそれぞれが、違う仕組みで色を見せているからなんですね。
どんな風に違うのか、図にしてみるとこんな感じです。
モニタやテレビの画面というのは、それ自体が光っています。
なので、光の波長も自由自在に操る事が出来ちゃいます。
波長が自由って事は、表現できる色の範囲がとても広いって事です。
R(赤)とG(グリーン)とB(ブルー)、3色の発光体の組み合わせで色を作成します。
それ自体が光るので、蛍光マーカーの様な「目に眩しい」色も出せます。
次に印刷物。
本や布製品などの印刷物を思い浮かべてみましょう。
紙や布が光る事なんて無いですよね。
では印刷物上で表現されている色がどういうふうに目に映るかと言うと、上の図の通り。
部屋の照明や自然光をインクが反射して、人の目に色を見せてくれるのですね。
決してそれ自体が発光する訳ではないのです。
自分で光の波長を操作出来ないので、波長の幅がRGBよりも狭く、表現できる色の範囲がRGBよりも狭くなっちゃいます。
C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック/キートーン)、4色のインクの組み合わせで色を作成します。
そうそう、蛍光インクってのがありますが、それはインクが強く光を反射しているために明るく見えると思ってくださいませ。※この応用でCMYK4色だけでなく6色プリントなんて方式もあります。
ちなみに、RGBカラーとCMYKカラー、各要素の混ざり方はこうなります。
明るくなったり暗くなったり、ややこしいですよね。
RGBで表示されている画面の内容を、CMYKで印刷する。
パソコンのモニタ上で作成した画像を、紙や布に忠実に印刷するというのは、まるであべこべなモノ同士を、無理矢理に帳尻合わせするって事に等しいのです。
だから、最初の二枚の画像の様に、画面上で描いている時と印刷物とで大きく色のイメージが変わってしまうなんて現象が起こるのです。
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じゃあ、結局、印刷をお願いしたいデータはどうすればいいの?
僕が質問された時には、次の様に答えています。
【明るい蛍光寄りな色の使用は避ける】
これは操作している人の感覚だのみになってしまいますが、一番てっとり早く、費用も抑えられる方法です。
絵を描くとき、目がチカチカしてしまう明るい色を使うのは避けましょう。
それだけでかなり違ってきます。
【画像作成ソフトにCMYK表示モードがあれば、それで色調整する】
GIMPでも出来る様ですが、プラグインを組み込む必要があったり、ちょいと大変みたいです。
他にもコンバーター(色を置き換えるソフト)がある様ですが、プログラム任せになっちゃうので、描いている本人のイメージに近い色に変換してくれるかどうかは運次第になっちゃいます。
一番簡単なのは、AdobeフォトショップCS系にある「CMYKモード」で画像を表示して、イメージに近い色に微調整する方法です。これだとレイヤーも統合せずにモードをRGBからCMYKに切り替えできるので、描いている本人の感覚を最優先して印刷色の調整を行う事が可能となります。
※僕がペンタブを購入した時にオマケとして同梱されていたフォトショップLE(簡易版)にはCMYKモードがありませんでした。検索してみた限りでは現行のエレメンツにも無いみたい?
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フォトショップがあれば、簡単確実なのですが、なかなか高額で手が伸びませんよね。
最近では、サブスクリプションなんてサービスも開始されていますが、もっと趣味で使っている人も手を伸ばしやすい価格帯になってほしいなって思います。
~CSサブスクリプション
http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/cssubscription.html
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それでは今回はこの辺で。
また次回~。
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