今回のネタを出したのは僕ではなく社長です。
昨日、9/15の朝、「Pさん、コレでTシャツ作ってみない?」と書かれたメッセージが僕のパソコンの画面に表示されました。
なんだろうと見てみるとコチラの記事。
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Windows 8、「死の青画面」が友好的に―「困った」の顔文字入り / TechCrunch Japan
そこに紹介されていたのは、Windows8から採用される新しいブルースクリーンの画面です。
レイアウトに一目惚れしてしまいましたので、深く考える事もなく「やります!」と即答。
結果、昨日はブログを書けない程に時間を取られ、1種類だけリリースの筈が、2種類リリースに急遽変更になってしまう等、いつもと違う流れになってしまい、出来上がった満足感は大きいものの、もっと慎重にお仕事引き受ける様にしなさいよと自分の迂闊さを反省してしまう始末。
や、でも、作ってる最中は「ニヤリとしてもらえて、自慢してもらえる」様にと、いつも通りのノリです。
それにしても、今回の作品。再現だけなら簡単なのですが、幾つか制約が出てきます。
今年3月にリリースしていた
クラッシックタイプのブルースクリーンTシャツとの統一感がまず一つ目。つまり、シルクスクリーンプリントでの作成に限定されるという事です。この場合、シルクスクリーン専用の幾つかの作業手続きが発生します。結構な手間です。
二つ目。今回の新しいブルースクリーンは「パソコンの画面」の中でかっこ良く見えるデザインレイアウトです。これをTシャツという立体物、つまり人の上半身の上に「オリジナルと同じ様な雰囲気とかっこ良さ」を維持した状態で再レイアウトする必要があります。いつもの「人体にアクセサリを描き足す感覚」でデザインをするというルールを守りながら、オリジナルの雰囲気を損なうことのないデザインを組み立てなくてはなりません。
――ということで作業開始。
スクリーンショット画像をイラストレーター画面に配置して、書体を選びます。文字を入力して、一つずつ切り替えるという流れです。結果、一番近い雰囲気のフォントは小塚レギュラーが近い様です。
ドロー系のソフトの中では書体をアウトライン化(文字のデータを図形データにしてしまう)することが出来ます。
続いて、スクリーンショット画像の上で、図形化した文字を微調整します。特に「:(」部分はキモですので、ピッタリと合わせました。
他の文字は縦横比率を合わせるだけでかなり近い状態になりました。
ぼやけている白い文字がオリジナル。黄色い文字が、図形化した上で変形~調整を加え、可能な限りオリジナルの持つ雰囲気をイラストレーター上で再現したものです。
こうして、とりあえずは「オリジナル版」の……、最初に僕が一目惚れしてしまったモニタ用レイアウトが出来上がりです。
次に、前にも書いてる「立体物に、どうレイアウトするか」という工程に移ります。
これは無地のTシャツ画像を利用しながらの作成です。
この段階では2種類のレイアウト案を作成しました。
次に組み立てたレイアウトを実寸でプリントアウト。プリント位置の割り出しとプリントサイズの微調整を行います。
これらの作業を経た上で、2つの案を1つに絞り込みました。
いつも通りにamazonにアップして、作業はここまででとりあえず終了……のはずが「採用されてない方が好きかも」というSNS上での反応と、社長の「両方出せばいいじゃん」という一声で、本来一種類だけリリースの筈のアイテムが急遽2種類ともリリースという流れになってしまいました。
ですが、この時点でタイムアウト。作業は二日目である今日に持ち越しになります。
さて、困りました。
採用しなかった方、この段階ではまだ説得力が弱いと感じている部分があったのです。翌日のお昼アップという期限は厳守した上で補強できないものか。
補強すべき箇所も見えています。下半分に配置した、Windows8のパネルをイメージした四角形部分です。
どうしたものかなと、自宅でニュースサイトを見ていると、丁度良いタイミングでこんな記事を見つけました。
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Windows 8のブルースクリーン・オブ・デスは顔文字で少しかわいくなった - GIGAZINE
ずっと「ブルースクリーン」という呼称しか知らなかったのですが、この記事のおかげで「BlueScreen of Dead(ブルー・スクリーン・オブ・デッド)」という呼称を知ることが出来ました。
まるでジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画タイトルみたいです。これは良い情報です。四角形の補強が出来るワードやイメージも湧いてきました。
「BSoD」というワードがそれですし、浮かんだのは映画のエンドクレジットの様なレイアウトです。
そうして、今日、朝からデザインの修正を行い完成したのが、こちら。
前日の画像のよりもWindows8「らしさ」を意識して文字を配置する事が出来たので、問題の四角形部分にも説得力がでたと手応えを感じました。
補強も成功したので、どちらのデザインも納得いく内容でリリース出来ました。
こちらのアイテムは、次のリンク先で購入可能です。
【amazonマーケットプレイス】
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005N5NW5M
http://www.tee-mine.com/shopdetail/002002000018/
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【自社サイト】
http://www.tee-mine.com/shopdetail/002002000019/
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それでは今回はこの辺で。
また来週~。(土日はブログ更新はお休みです)
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