今月中旬頃、とある記事で"gumroad"というサービスを知りました。
■つぶやく感覚で手軽に“俺コンテンツ”を販売! 「Gumroad」使用レポート -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20120215_512149.html
■Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/Gumroad
■gumroadオフィシャル
https://gumroad.com/
最初に読んだ印象はとても面白いサービスが生まれたのだなあと、他人事の様に受け止めていました。
インターネット上に、フリーマーケットとか同人即売会場の様なものが出現したというのが頭の中に浮かんでいたイメージでした。
しかし、翌日以降、色々な所での反応を見ている内に、このサービスはネット上に何らかの作品をアップしている人にとって、完全に無関係でいられるサービスでは無いと、その様な事を考える様になっていました。
何かしら発信・展示している人は全て、今回の大きな流れに巻き込まれたのではないか。
例えば、ネット上に自作イラストを展示していたとします。
作者である自分は「お金が欲しくて創作をしているのでは無い」という理由で、マイクロペイメントサービスに無関心でいます。
しかし、自分が知らない所で、イラストデータがマイクロペイメントサービス経由で、面識の無い第三者に販売されてしまっていたという事が起こるかもしれません。
自身が心血注いで創り上げた作品が、無許可で、知らない誰かに、勝手に値段を設定され、販売されている――。
かたや自分自身は、その事に気づかず、新しい作品を作製してはアップし続ける。
そして、その新しい作品も、知らない誰かに、何の連絡も無いままに売られてしまう。
これは、相当にショックも大きいでしょう。
もし、自分が同じ様な目にあった場合を想像すると、例え趣味であったとしても、いいえ、趣味だからこそ、とても大切な事だからこそ、とても大きな喪失感を味わうことになってしまうのは明白です。
まあ、売り物になるレベルなのかと言われると、そこが甚だ疑問ではありますが、自分が作ったものを勝手に扱われてしまうという点に限って、かなり気持ちの悪いものです。
では、何か自衛の策はないのか。
色々な方法があると思います。
例えば写真等の場合、ファイルの中に著作情報等を埋め込む事も可能です。
しかし、そこを書き換える、又は無視して販売してしまう相手もいるでしょう。
そうして、最終的に僕自身が得た結論は、自分もマイクロペイメントサービスに登録しようというものでした。
やや面倒かもしれません。主義に反するという人もいるでしょう。
だけど、今回、僕が心配している事を根絶する事はとても難しいとも認識しています。それこそイタチごっこになってしまう筈です。
だったら、この作品を作製したのは自分であると、マイクロペイメントサービス上で宣言だけはしておこう。他人が勝手に、僕の見えないところでデータを販売したとしても、オリジナルの作者は自分だからと注意出来るポジションにいよう。買ってくれる人がいるなら有難いですし、そうでなくても、名札だけは付けておこうという考えです。
――そうする事で、心配している事が行われたとしても、気持ちの部分でのダメージは最小限に留める事が出来るだろうと。
さて、これだけ手軽なサービスです。しっかり調べないと落とし穴も多い様です。
既に深い所までまとめている記事も多くあります。
今回、僕が書いている記事は「気持ち部分での落とし所」でしかありません。もっと実際の所を確認しておきたい方は、色々と検索して読んでおく事をオススメします。
さて、今回テーマにしている"gumroad"ですが、参加したくても英語圏のサービスというだけで拒否反応を起こしてしまう人もいるでしょう。
ですが、その様な心配に応える様に日本企業が運営しているサービスが登場しました。
■個人向けコンテンツ売買サイト「Synapse」、Gumroadで懸念の不正利用対策も (Impress Watch) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000062-impress-inet
「Synapse(シナプス:現在ベータテスト中)」というのが、その名前です。
僕も、実際に使ってみて、かなり良い感触を得ることが出来ました。
■Synapse(シナプス)- みんなの情報を、手頃な価格で。
http://synapse.am/
現在、ベータテスト中なので、これからつくり込まれる予定なのだろうと推測出来る箇所も見受けられます。
勝手な予想ではありますが、周辺サービスの充実も早い時期に出来てしまうのではないかなと、かなり期待しています。
ベータが解除された時のサービス形態がどうなるのか、とても楽しみです。
※
ニュース記事にある月課金の部分だけ「えっ?月課金まで必要なの?」と身構えてしまう部分ではあります。ただ、これはあくまでもニュース記事にある情報です、公式でのアナウンスを待つのが良いでしょう。
※訂正:この記事をアップした直後にSynapseの中の人からリプを頂きました。月課金が発生するのはデータを閲覧する人に対して、読者向けのサービスとして予定しているとの事です。
実は昨日、gumroadとSynapseの両方を使い比べてみました。
僕の場合の一例として(写真と音楽を現在の趣味としています)、幾つかの事柄をまとめて今回の記事の締めくくりとさせて頂きます。
★Synapseは現在アップロード出来るzipファイルサイズの上限が2MBに設定されている。(フィードバック依頼済み)
~一眼レフカメラ(Nikon/D5000)で撮影したRAWデータをオリジナルの解像度のまま、高画質のJPGに保存。WebサービスのJPGminiを利用して再圧縮して、やっと13MBの画像として完成した素材用写真のアップロードが出来なかった。
~同じ理由で自作MP3もアップ出来なかった。
~gumroadでは、そのままのサイズでアップ出来た。
★Synapseのサポート窓口(チャット対応)は日本語でのやり取りが可能。
~このお陰で、なぜアップロードを完了出来なかったのか、直ぐにはっきりしました。また要望をフィードバックとして汲み上げていただく事も出来ました。
~gumroadに関しては、まだサポート窓口を利用した事がないので不明。
★アップ後の安心感はSynapseが圧倒的に上。
~先にも書いている、日本語でサポートを受けられる安心感はとても大きいです。また自分側になにかミスがあったとしても、修正などの対応をすれば良いだけで、納得しながら作業・手続きをすすめる事が出来る。
~gumroadに関しては、サポート窓口を利用していない事もあり、何かしらのミスが発覚した場合の修正方法や対応方法を、想定することは出来ても、海外への対応がメインという事もあり、まだ若干の不安がある。(円での設定にも少々不安が残る様な記事も見かけます)
――今のところは「"Synapse"をメインにしたい。だけど、僕がアップロードしておきたいのは、画質・音質を優先すると"gumroad"になってしまう」そういう状況です。
やっぱり、できるだけ高品位なコンテンツを「これがオリジナルです」と登録しておきたいからですね。
あと、Synapseは、作者情報にアクセス出来るのもいいですね。これは大きいです。
gumroadには、現在搭載されていない機能ですので、もし利用する場合、何かしら外部のSNS、例えば"Pinterest"と連携させて、著者情報にアクセスしやすい環境を整えておくのが良いでしょう。
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それでは今回はこの辺で。
また次回~。
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