僕は「世界樹の迷宮」シリーズについてはこれまで「初代」しか遊んだことがありませんでした。
実は、最近のオンラインRPGゲームに関する盛り上がりを目の当たりにしていて、一人でも遊べる、どこかオンラインゲーム的な、ユーザーを突き放している感のあるゲームで遊びたくて仕方なくなってしまい、それで最新作である「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」を開始したのです。
今現在プレイ出来るゲームの中で、最初に書いた自分の希望に一番近い作品はコレなのではないかなと思うのです。
まず「ストーリー重視型のRPG」と違って、ボタンを押していれば物語が展開するという親切さがありません。
ゲームの世界となる箱庭は用意されているものの、物語の展開に合わせて、向かう場所が指定されたりとか、主人公の成長に合わせてモンスター側も徐々に強力になっていくという事がありません。
そりゃあ、ゲームですのである程度の段階を踏むためのヒントや、いける場処の制限などはあるのですが、わりと自分で「今の自分が戦える場所や相手」というのを判断していかなくてはなりません。
ストーリーも、そこにある物とか状況が説明されるだけで、プレイヤーキャラが具体的に何かのセリフを言ったり、自発的に行動するなんて事はありません。全てはプレイヤーの想像力に任されます。
当然、物語の展開に合わせてのモンスター登場ではないので、FOEと呼ばれる中ボスクラスの敵と戦う時は「いけるかな？負けちゃうかな？即死しちゃうかな？」という葛藤が生まれます。
——おかげで、うちのパーティーの前衛……特にソードマンが死ぬ死ぬ。
「ギリギリいけそうかな？」という判断でFOEに突っ込んで、最初のターンで前衛のソードマンが殴り倒されたりとか。
迷宮内でFOEから逃げてたのに操作ミスで追いつかれ、ソードマンが殴り倒されて、やっと逃げるコマンドに成功したりとか。
昨日なんて、雑魚だと思ってた通常モンスターにソードマンが踏み倒されたりとかですね。
——メディック(回復役)やフォートレス(防御役)がいるパーティーなのに、笑っちゃうくらいにソードマンが死んでしまいます。
そうそう、FOEについてですが、僕は1しか遊んだことがなく、又、4は初めてまもないので、最新作である4のFOEがどれだけオソロシイ行動をするのか……、実はまだそこまで詳しくは有りません。
ちなみに、下に貼ってる動画は、最初の「世界樹の迷宮」が出て間もないころに発表された作品です。
「FOE」と呼ばれる「徘徊型ボスモンスター」がどれだけ恐ろしくて厄介な存在なのか。雰囲気はつかめると思います。
自分が操作しているパーティーが通常モンスターの大群と戦ってる時も、1ターンごとに常に移動している……、コチラに気づいている時には接近して戦闘に乱入してくる、わりと容赦ない攻撃力を秘めた中ボス的なモンスター。「世界樹の迷宮」と言ったら、コレが一番面白い要素といっても良いのではないでしょうか。
とても良い緊張感を持続させながらの迷宮探索です。
今夜も森の中でボッコボコにされてしまうソードマンを想像してしまうと、可哀想でもありますが……、そこがイイんです。
——僕はMではないですよ。
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それでは今回はこの辺で。
また次回～。
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