振り返ってみると、毎年、このくらいの時期から忙しさの密度が高くなるばかりでしたので、新作のアップやブログの更新頻度も下がってくるのでしょう。
やっぱり10月から3月までが「絵柄を作る」事中心で動いて、それ以外は現場の手伝いなどが増える時期なのでしょうね。
——とまあ、ボヤキはこのくらいにしておいて、今回は「マンドラゴラ」という伝説・伝承に登場する植物を題材にTシャツ用の絵柄を作成しました。検索して調べ始めると「マンドレイク」という実在の植物が元ネタだとか。マンドレイクと聞くと、僕の場合、ウルティマというゲーム(正確にはウルティマ・オンライン※中で遊んでみると、どんな雰囲気だったのかというのはリンク先参照)で魔法を使用しる際に消費する秘薬を思い出してしまいますｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ。
だけど、マンドラゴラという伝説上の植物の事を知ったのは、もっと前です。
子供時代に読んでたギャグ漫画で知ったというのが最初です。
「マカロニほうれん荘」というギャグ漫画ですね。マンドラゴラに扮したきんどーちゃんが「キャー！！」と悲鳴を上げてるコマで大笑いしたり。リンクを貼らせていただいたブログの著者様も読んでた様で、その印象はやっぱり強烈だったのだなと再確認出来てしまった次第。
僕にとって「マカロニほうれん荘」はバイブルに等しい作品です。作ろうという動機がどこから生まれたのか、メモには残してないのですが、作ろうと思ったからには、しっかり調べないとですね。
そんなわけで、13世紀に西洋の医学書に描かれてたマンドラゴラの図から完成させたのが下のTシャツ用の絵柄です。
マンドラゴラとは「引きぬかれた際の絶叫」だけでなく、育てる課程も「死体」がどうのこうのとエグいです。
紐解いてみると、元ネタとなった「マンドレイク」という植物の薬効である鎮痛効果に付随する副作用が「幻覚、幻聴、嘔吐、瞳孔拡大を伴い、場合によっては死に至る」という強烈なものみたいでして。つまり「幻聴」がマンドラゴラを引きぬいた時の絶叫なのだろうと言われてます。
いくら激しい痛みに耐えかねてとはいえ、幻聴が聞こえてしまう程に摂取してしまったら、まず死ぬでしょうと……そんなところでしょうか。
そりゃあ、ウルティマというゲームで魔法を使用する為の触媒となる秘薬として登場したり、他にも魔術・錬金術でマンドレイクやマンドラゴラが登場してきたり、わりとオカルティックな世界で登場してしまうのも仕方が無いことなのかもしれません。
キッカケはギャグ漫画やゲームやオカルト方面の興味からなど色々あるでしょうが、アヤシゲな世界が好きな方のアンテナにピピっとキャッチして頂けると嬉しいです。
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それでは今回はこの辺で。
また次回～。
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