2012年10月17日水曜日

時々、重たいテーマの映画をみたくなります。カティンの森を見ました。


学生の頃からなのですが、深刻なテーマの映画作品が結構好きだったりします。
もちろんエンターテイメントとしての映画も好きだしよく見るのですが、年に1〜2回、繰り返し鑑賞したくなる映画作品といえば、大体がエンターテインメント性の低い史実系と言った、実際の出来事や事件を題材にした作品や深刻なテーマを題材にした作品だったりします。
今回、このブログに感想を書く事になる作品はこちら。


「カティンの森」という映画作品です。
タイトル通り、カティンの森事件を題材とした映画作品です。
見終わった後、強い無力感を覚えます。
更に、自分が何処にいるのかも忘れてしまう程に呆然としてしまいます。
お茶をのもうとか、伸びをしようとか、気分を入れ替える事を忘れさせます。
只々、自分の知らなかった事件の全貌を目の当たりにして、頭の中になにかしらの言葉が浮かんでくるまでにもしばらくの時間が必要でした。

それだけ、心の深い部分に突き刺さる内容でした。

R-15指定作品になってしまうのもうなずけます。
それだけ残酷な描写もあるのですが……、では、残酷な描写のある映画が苦手な大人は見ない方が良いのかと聞かれたら、自分は、怖くても見るべき映画だと主張するでしょう。
あと、鑑賞後に感じる様々な事柄の膨大な量と深さ。むしろこちらの理由で僕はR-15になるべくしてなった作品なのだろうと考えます。

それだけ、この作品は戦争というもの、戦場に赴いた兵士、残された家族それぞれの状況を真に迫った表現で強く感じさせてくれます。

ただ、この作品、ある程度の予習が必要です。

日本人の場合、第二次世界大戦で広島と長崎に原爆が落ちたという悲惨な出来事を歴史として、当然の様に知っています。

カティンの森事件というのは、それと同じくらいに、ポーランドの人たちにとって、歴史的な、とても悲惨で、悲しい事件なのです。

監督は同事件で父親を無くしたアンジェイ・ワイダ。
構想に50年。撮影に17年かけた大作です。

一つお薦めしておきたいのは、事件の概略を本作を鑑賞する前に頭に入れておく事です。
これは、語りが足りないという事ではなく、あくまでも史実として、物語性を強くする過剰な演出が省かれているため、そうした方が素直に内容を受け止められるという事からです。

では、事件の全貌とはどういったものだったのか。
こちらのWikiにおおよその概略は書かれています。
 ■カティンの森事件 : Wikipedia

この映画は事件のあらましを事前に予習してから見ると、俄然見え方が違ってきます。
エンドロールに入るまでの数秒間に受ける衝撃の大きさもまるで違ってきます。
衝撃の大きさはそのまま観る人の心の深い部分にしっかりと根を張る事でしょう。

この「根を張る」という所がミソでして。
「カティンの森」という映画は見た人の中にずっと残る映画だと言うことです。
きっと、色々な事を考えてしまうと思います。

——そういった、深く、重いテーマを扱った作品を見たいという方には特に強くオススメします。

戦場での派手な戦闘、そこで感じる爽快感。
それこそ戦争映画だと仰る方にも見ていただきたいかも。
戦闘シーンはありません。
だけれども、これは紛れもなく戦争映画です。





それでは今回はこの辺で。
また次回~。

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