朝の通勤中、「kwsk」の四文字がふと浮かんで、次の作品はコレで行くかと。
一旦浮かぶと、頭の中でデザインの組み立てが始まります。「くわしく教えて」って意味で使われている四文字なのですが、ここで連想ゲーム的に「今北産業」が浮かびました。
「今、ここに来たばかりなので、三行にまとめておしえてちょうだい」という意味で使われている四文字です。
それまで頭の中で組み立てていたものが、落ち着いたイメージのものだったからでしょう。この四文字熟語は、すんなりとはまりました。
元々、今回は「シルクスクリーン」で新作を作成したいという考えもありました。
黒に近い濃色にプリントする落ち着いたイメージと、架空の企業名である事。社章も浮かびました。これはかなりシックなアイテムになりそうです。
そんな訳で、昨日は出社早々、色々な作業を大急ぎで完了させて、デザインの作成に取り掛かりました。
そもそも、こんな定番ワードを作ってなかった事、不思議に感じている人もいるかもですね。
定番だからこそ、世に出回っている作品も多く、避けていたという事もあります。
よっぽど自分の中で、ぴったりはまらなければ作成出来ないという怖さがあったのです。
ですが、昨日の電車内でのイメージの感触は「これで浮かんだのなら、もう作るしか無い」というものでした。
目指したのは「老舗の企業」の様に見えるイメージです。
文字にしても、ヘビーウェイトの書体は使わず、ボールドまでで抑えます。
カーニングの調整で文字配置のバランスを取ると、それだけでも「一般的な名刺に印刷されている企業名」の様な見栄えになります。
更に、背中側のプリントにも使用している「社章」のパーツは、老舗感を出すために華美な装飾にはせず、シンプルに組み立てています。
「飛翔」という意味を込めて「羽」をイメージした図形に。更に「三行で」という比喩も込めて、三枚羽になってます。
前面、社章の真下にある一文は、「物事を簡潔明瞭に伝えることが私たちの使命です」という企業理念を想定し、それをエキサイト翻訳した英文となってます。ここは、僕ももっと英語力を身につけなくてはですね。
後は、この写真の様に、実際のTシャツの上への配置バランスの調整して出来上がりです。
50代〜60代の男性が、作業着の下にコレを着ていても、違和感無さそうです。
最初に目指した「シックなイメージ」も維持できてホッとしました。
——これを着て歩いてる人を見かけた他の誰かも「あ、いいな」と感じてくれる様なアイテムになっていれば、とても嬉しいです。
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それでは今回はこの辺で。
また次回～。
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